営農ファイル
農産園芸部門
ぶどう部会巨峰群専門部~収量増加に向け勉強会~ 2024.2.27
花き部会菊専門部~冬ギクの彼岸出荷へ向け現地検討会~ 2024.2.21
キャンベル専門部~本格作業に向けて全体会~ 2024.2.20
ぶどう部会キャンベル専門部はは2月20日、全体会を開き、部員14名が参加しました。
この日は今作の栽培暦と農薬使用台帳について確認を行いました。
黒木崇広部長は「現在は休眠期にあるが4月からいよいよ作業が本格化していく。この会で管理作業の流れをしっかり確認し、適切な防除に努めてほしい」とあいさつされました。
JA指導員から栽培暦について一連の説明があり、今後失効になる農薬やRACコード(作用機構分類)の留意点も紹介がありました。
部員からは、代替えで使える剤や効き目の弱い農薬について意見が出され、専門部全体で情報を提供し合うなど解決に向け協議を行いました。
農薬使用台帳は、正確に記入することで生産者意識の向上を図り、散布の回数や量なども指標に合わせて改善に努めていくことを確認しました。
また、合併に伴う三角袋の在庫融通の方法や、北海道向けの青果販売についても検討を行いました。
茶部会が総会を開催~新部会長に山崎さん選任~ 2024.2.20
大玉トマト部会全体会~色目を確認し事故防止を~ 2024.2.19
大玉トマト部会は2月19日、川南町の中央事業所で全体会を開き、部会員、JA担当職員ら16名が参加しました。着色度合いについて目揃えしたほか、メーカーからPOフィルムや肥料について、今後の生育・栽培管理についての説明が行われました。
生科研の平野翔太さんが今後1か月間は降水量が多くなり、平均気温が高く日照時間が少ない事が予想され厳しい栽培環境になると説明し「特に軟弱徒長や灰色カビ病などの発生が懸念される。生育状況に合わせた施肥と栽培管理に努めてほしい」と話しました。
目揃えでは、営農指導課藤野晃暉職員が「気温の上昇に伴い、着色も早まる。色目をしっかり確認して、事故防止に努めてほしい」と話し、当日出荷されたトマトを参考に着色度合いについて確認しました。
同部会は令和5年度、18人が3.7haで、反収15tを目標に栽培します。
桜島大根品評会~巨大な大根がずらり~ 2024.2.17
2月17日、都農町岩山地区では、毎年恒例の行事となる桜島大根の品評会を開きました。
今年で17回目となる品評会には地区の農家17名が集まり、収穫した21点の大根をもち寄った。今年は気候も良く例年よりもかなり大ぶりの大根が集まりました。
重量、色・形などが厳正に審査され、永友萬栄さんの大根が見事チャンピオンに輝きました。重量は23.6㎏で色やつやも美しく立派な大根でした。
永友さんは「5年ぶり2度目の受賞で本当に嬉しい。17年前に会長としてこの会を立ち上げ、この行事を通じて地区の親睦を図ってきた。元気に体が続くまでは作り続けていきたい」と喜びを話されました。
他にも、重量当てコンテストや生産者が作り持ち寄った野菜のせり販売も行われ、活気のある威勢に会場は盛り上がりを見せました。
審査を担当したJA尾鈴の河野三樹夫部長は「今年は暖冬で肥大が進み、平均重量が16㎏とサイズが大きく、見た目の形状も素晴らしい成績だった。猛暑時の種まきから栽培面での苦労が多かったと思う。来年も良い物を作ってくださることを期待しています」と会を講評しました。
大根はJAの各事業所にも飾られ、訪れる組合員を魅了しています。
ニラ部会栽培講習会~栽培のポイントを確認~ 2024.2.16
ニラ部会は2月16日、栽培講習会を開き、部会員11名が参加しました。
甲斐隆功部会長は「来年度に向けて栽培のポイントをしっかり学び、今の時期とも照らし合わせて対策も行ってほしい」とあいさつされました。
(株)九州研菜の大津留さんを講師に「ニラは根と土で作れ」と題し、育苗と土づくりについて講習を受けました。
育苗については、適切な潅水で温度・湿度を調整し乾燥させないことや本葉を生育させるために子葉を枯らさずしっかり守ること。発根系葉面散布肥料により断根を防ぎ活着を促進させることなどを要点に話されました。
土づくりには適切な通気、透水、保水性が重要で、土の中の微生物のバランスや肥料、ミネラルの施用により地力が高まることで良い土ができると話されました。
また、部会で土壌の精密分析を行うと産地の傾向が把握でき、微量要素の必要性や経営の指針にもなるとアドバイスがありました。
現在は作の中盤。後半戦に向けては、天候も気温も目まぐるしく変化する予報から、ハウス内の温度と湿度の管理を再度徹底し、少量多潅水を実施することで軟弱徒長を対策してほしいと呼びかけがありました。
いちご部会~管内の園児らへイチゴ贈る~ 2024.2.14
いちご部会は2月14日、川南・都農両町長にイチゴ(さがほのか、ゆめのか、みくのか)を贈りました。30年以上続けているいちご寄贈は例年、ひな祭りに行っていましたが、昨年からバレンタインデーに合わせ贈呈しました。
川南町では福岡義和副部会長から東高士町長に19ケース(1ケース、250g×4パック入り)が手渡されました。東町長は「JA尾鈴のいちごはとても好評のためありがたい。園児達の笑顔が浮かぶ」と話されました。
都農町でも竹下政一郎副部会長から坂田広亮町長へ同じく19ケースが手渡されました。
寄贈されたいちごは両町内の幼稚園と保育園へ届けられます。
内野宮一浩部会長は「いちごが一番美味しく、大きい時期に食べてもらい、園児が喜んでいる顔が見たい」と話しました。
春南瓜部会栽培講習会~収穫間際までしっかり管理を~ 2024.2.2
春南瓜部会は2月2日、中央事業所で栽培講習会を開き、部会員、JA担当職員、種苗メーカーら27名が出席しました。
安定生産・品質向上を目的として毎年開催しており、タキイ種苗の担当者がかぼちゃの品種特性や施肥設計・定植から収穫までの栽培管理について説明しました。
特に品種特性として早生種であり、根張りが弱いため定植時期を誤らないこと、適切に活着させるため定植後三週間までの灌水・施肥管理をしっかり行うようにと話し、「品種特性をふまえ、糖度をのせるため収穫間際までしっかり管理してほしい」と呼びかけました。
同部会の手がける洋種南瓜「鈴マロン」は、県連の商品ブランド産地認定も取得しており、5月中旬から出荷が始まり、6月中旬には出荷のピークを迎える予定です。
いちご部会全体会~圃場管理の基本を再確認~ 2024.2.1
いちご部会は2月1日、中央事業所で全体会を開き、部会員、JA担当職員、普及センターら29名が出席しました。
児湯農業改良普及センター・黒木尚技師から今年のいちごの生育状況について「寒暖差や弱光、曇雨天の影響で、着果負担がかかり額枯れが見られる」と話し、現在は日射量が秋口と同等であることから、軟果・不良果防止のため適切な潅水やカルシウム施用などを呼びかけました。
勉強会では、神協産業株式会社の兼俊龍夫さんと株式会社サーマスの白樫康則さんが、病害虫防除のための微生物資材の紹介や圃場管理の基本などについて説明。兼俊さんは「曇雨天後の植物の健康を維持するためにも、換気と水分管理、施肥をこまめに行ってほしい」と話されました。
同部会では令和5年度、部会員38名で出荷数量378㌧を目指します。
尾鈴の花品評会~道の駅を花で彩る~ 2024.1.25
花き部会は1月25日、都農町の道の駅つので32回目となる尾鈴の花品評会を開きました。
今回は同部会員17名が丹精込めて作り上げた、スィートピー、バラ、キクなど約80種類、134点を出品。都農町長や川南町長、JA宮崎経済連、JA尾鈴組合長、市場関係者ら15名が出席し、花の色・形・大きさなど厳正に審査を行い、金・銀・銅賞ほか特別賞を選びました。
今作は定植時期から高温だったこともあり、害虫の発生が多く見られましたが、12月中旬からの冷え込みにより軸固まりや発色が良くなったことで、質の高い品評会となりました。
経済連からの審査講評では「生産者の努力の結果、本当に素晴らしい花々が並んだ。入賞者は、発色の良さ、透明度、花の大きさなどのバランスが良く品種が持っている形状がしっかり表現されていた。近年流行のアッシュやセピアの染色も取り入れられており非常に良かった」と話されました。
品評会後は、一般客への公開と即売会が行われました。
表彰者は次の通りです。
()内は品種です。
◇金賞
瀧本正信(ロイヤルチェリー) 河野昭弘(ミントティー)
河野豊(精興光玉)
◇銀賞
河野輝久(ロイヤルホワイト) 河野智秀(秀芳紅妃)
河野正志(ハスキー)
◇銅賞
黒木克博(初恋) 黒木正光(ロイヤルチェリー)
◇川南町長賞
河野昭弘(ジュミリア)
◇都農町長賞
河野豊(アンジー)
◇JA尾鈴組合長賞
瀧本正信(ロイヤルチェリー)
ピーマン部会~季節の変わり目に対策~ 2024.1.22
1月22日、ピーマン部会は現地検討会を開き、部会員、新規就農研修生、普及センター・JA関係者ら35名が参加しました。
この日は、厳寒期から春に向けての栽培対策を講じるため、管内4箇所のハウスを参加者全員で回り生育状況などを確認しました。
普及センターの黒木尚さんは「県内各産地では、芯どまり傾向で病害の発生が散見されているが、尾鈴の圃場ではうまく抑えられしっかり管理されている。今年は暖冬で雨が少なく日照時間も長いため、潅水管理や肥培管理ついては例年よりも多めに行う必要がある。しっかり光合成をさせて着果負担を減らし、草勢維持に努めてほしい。春に向けて、日射が強い時期が早まっているため温度は低くても夏並の光が差し込んでくる。潅水をしっかり行い根張りを意識してほしい」と呼びかけました。
現地の状態はいずれも病害虫の影響はほとんど無く、色付きの良いピーマンが栽培されており生育は順調でした。
同部会が手がける「さららピーマン」は減農薬・減化学肥料の特別栽培農産物。令和5年度は21人が5・5㌶で栽培。収穫は6月上旬までの予定で出荷量約600㌧を見込んでいます。
花き部会~川南・都農町へ花の贈呈~ 2024.1.18
花き部会は1月18日、川南・都農町役場を訪れ、色とりどりの花々を贈呈しました。
贈呈式では新名正幸部会長と河野豊副部会長がスイートピー(ロイヤルチェリー、ロイヤルホワイト、グレースなど6種類)500本とスプレー菊(ルパン、グレコなど5種類)100本を東高士川南町長と坂田広亮都農町長にそれぞれ手渡しました。
新名部会長は「少しでも皆さんの心が安らぐと良い。ぜひ、飾っていただいて香りを楽しんでいただきたい」とあいさつしました。
東町長は「様々な品種を贈っていただきありがたい。華やかで香りも良く、気持ちも上向きになる」坂田町長も「たくさんの花をいただきありがたい。色々な場所に飾って、町民の皆さんにも見ていただきたい」と話されました。
贈呈した花は両町内の公共施設や幼稚園に飾られる予定です。
きんかん研究会目揃え会~食味良好、選果選別しっかり~ 2024.01.10
1月10日、きんかん研究会は15日の初セリに向け、中央事業所で目揃え会を開き、会員、JA担当職員ら7名が参加しました。
目揃え会では、前日に収穫されたきんかんを参考に、着色や傷の度合、形状、大きさなどを見て、品位基準について確認しました。厳しい検査基準を満たし、糖度16度以上のものを完熟きんかん「たまたま」、18度以上が「たまたまエクセレント」として販売されます。また、ビタミンC・Eを多く含み、平成31年1月からは、栄養機能食品表示もされています。
営農指導課・北村卓也職員は「収量は例年並みになる見込み。生産者には選果選別をしっかり行ってもらい、良いきんかんを出荷していけるよう努めていただきたい」と話しました。
その他、受け入れや出荷規格についての説明も行われました。
12日にはJAへの出荷が始まり、会員5名が140㌔を中央事業所選果場へ出荷しました。
初セリでは、尾鈴から出荷した「たまたま」のA品・3Lサイズが1箱2千円(1㌔/箱)で取引されました。
会員の河野喜美さんは「高温の影響で着色に多少のバラつきはあるが、天候が良かったため糖度が高く、食味も良好。尾鈴産きんかんを多くの消費者に味わってもらいたい」と自信を持って話されました。
同会では、会員6名が100㌃で生産。出荷数量15㌧を目指します。
畜産部門
尾鈴養豚部会総会~地域に愛される養豚経営を目指す~ 2024.3.8
3月8日、尾鈴農協養豚部会は令和5年度の総会を開き、部会員12人が出席しました。
柳川勝志部会長は「「先日、農林水産省、JA全農との意見交換会に行かせていただいた。活発な意見交換の中にも現場との温度差を強く感じるところがあり、要請活動を続けていくことが大事だと感じた。JA全農ミートフーズ、東京食肉市場のセリも見学するこができたので、学んだことを皆さんに伝えながら、部会活動にも活かしてきたい。」とあいさつされました。
議事では令和5年度収支決算や令和6年度事業計画のほか、県域JAの設立に伴う規約の変更が承認されました。
令和6年度は「農場防疫の遵守と生産原価低減運動に取り組み所得向上を図ろう!!」をスローガンに、宮崎ブランドポークの銘柄販売と消費拡大や飼養衛生管理基準の遵守と地域一体となった農場防疫、エコフィード飼料及び低価格飼料の普及による生産コスト低減に取り組むことを確認しました。
3月期児湯郡市子牛品評会~2頭が優等賞に選出~ 2024.3.5
児湯畜連は3月5日、新富町の児湯地域家畜市場で2月期郡市子牛品評会を開きました。児湯郡管内および西都市から選抜された37頭が出品され、厳正な審査の結果、尾鈴から2頭が優等賞に選ばれました。
全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で体の伸びや腹容、腰幅に富んだ牛が多く見られた」と講評しました。
入賞者、地区、子牛の名前、血統および功労者表彰受賞者は次のとおりです。
▽優等賞=新藤隆宏(川南、らん、羅旺45、秀菊安)、永友雅彦(川南、はね3、羅旺45、耕富士)
令和5年度郡市子牛品評会優良牛功労者表彰 2024.3.5
肥育牛部会総会~牛肉で笑顔にを目標~ 2024.3.1
3月1日、JA尾鈴肥育牛部会は第49回の総会を開き、部会員12名が出席しました。
岩崎勝也部会長は「飼料のみならず資材全般の価格が高止まりしていることで、一頭あたり70万円の経費がかかる非常に厳しい状況が続いている。インバウンド効果は好調ではあるが、国内消費は物価高により伸び悩んでいる。それでも牛肉の生産を続けていくことは我々の使命であり、食卓においしい牛肉を届けて消費者の方を笑顔にしていきたい」とあいさつされました。
議事では令和5年度収支決算や令和6年度事業計画のほか、県域JAの設立に伴う規約の変更が承認されました。
また、九州枝肉共励会での優績者やBMS(脂肪交種評価)平均値、枝重量の上位者に対して部会から表彰を行いました。
議事のあと児湯畜連より和牛子牛セリ市の病歴公表牛に対する対応が変わるとして変更点などの説明がありました。
毎月15日は尾鈴産宮崎牛の販売を行うことや、飼育衛生管理の徹底についても確認を行いました。
畜魂祭~家畜に感謝を~ 2024.2.6
2月期児湯郡市子牛品評会~2頭が優等賞に選出~ 2024.2.6
児湯畜連は2月6日、新富町の児湯地域家畜市場で2月期郡市子牛品評会を開きました。児湯郡管内および西都市から選抜された47頭が出品され、厳正な審査の結果、尾鈴から2頭が優等賞に選ばれました。
全国和牛登録協会宮崎県支部は「全体的に発育良好で体の伸びや骨あじに富んだ牛が多く見られた」と講評しました。
入賞者、地区、子牛の名前、血統は次のとおりです。
▽優等賞=平塚敏幸(川南、いずみ7の1、二刀流、耕富士)、新藤隆宏(川南、ようこ、耕富士、百合茂)