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口蹄疫から14年都農町で慰霊祭~防疫の徹底を再認識~ 2024.04.20
2024-06-03
4月20日、都農町で口蹄疫慰霊行事(献花式)が行われ、都農町長をはじめJA関係者ら14名が参列しました。
坂田広亮都農町長は「14年前に都農町で最初の感染が確認され、当時、消毒や殺処分に携わった記憶が蘇る。二度とあのような惨事が起こらないよう気持ちを新たにした。来年、何事もなかったと報告できるようしっかりと防疫に取り組んでいきたい」とあいさつされました。
式では、全員で犠牲になった家畜の霊に黙祷を行い、参加者一人一人が花を手向け祈りを捧げました。
口蹄疫では、尾鈴管内で牛1万8889頭、豚17万1937頭が感染の拡大を止めるために犠牲となりました。
尾鈴肉用繁殖牛部会都農支部の永山正次朗部会長は「飼料価格の高止まりと子牛価格の下落に畜産農家は大変な状況にある。物価高で家計負担が大きい時ではあるが、消費者の皆さんには少しでもおいしい宮崎牛を食べてほしいと願う。悲劇を風化させないようにあの時の気持ちを持ち続け、日々の防疫に努めていきたい」と話されました。
14年が経過し、管内の牛の飼育頭数は84%、豚の飼育頭数は2倍以上にまで回復しています。