畜産紹介
おめでとう!宮崎牛 日本一 連覇!
むせかえるような猛暑に見舞われる平場に比べて、みどりの風が吹き渡る高原に生気が漂う。標高700mの高原にある牧場では、黒牛がひんやりと涼しい畜舎でのんびりエサを食べている。育ち盛りの子牛の濃厚飼料を除き、繁殖黒牛の飼料は、稲わらやイタリアンライグラスなど地元で生産され、粗飼料の自給率ほぼ100パーセントです。
畜産生産高(令和2年度)
生産農家(戸) | 数量 | |
子牛 | 293 | 2,836 頭 |
肉牛 | 14 | 927 頭 |
肉豚 | 6 | 4,177 頭 |
牛乳 | 10 | 3,657 t |
鶏卵 | 4 | 1,112 t |
その他 | 375 頭 |
野菜紹介
鮮度抜群!高原野菜大国を支える安心ブランド
どこよりもクリーンな高原の空気の中で“健全な大地から元気な高原野菜が育つ”。
えびの市地区本部は、さといも、ピーマン、ゴーヤーが経済連特別栽培農産物(減農薬・減化学肥料栽培)に認証され、うち“みやざきエコ野菜”に八ウスピーマンが認定され環境にやさしい野菜つくりに取り組んでいます。また、ピーマン、ハウスきんかん、イチゴが宮崎県商品ブランド産地認定されています。エコ野菜は、慣行の50パーセント以下の減農薬、減化学肥料などの安全基準を満たして、栽培者がエコファーマーであることなどが条件になっています。現在エコファーマーの認定農家数を増やしながらエコ高原野菜産地を支えています。
野菜生産量(令和2年度)
品名 | 出荷数量(トン) | 生産農家(戸) |
キャベツ | 1,185 | 16 |
ピーマン | 167 | 23 |
ゴーヤー | 66 | 24 |
イチゴ | 85 | 22 |
きゅうり | 64 | 10 |
イチゴは主に鹿児島や関西方面に出荷しています。色艶がよく美味しい「えびの高原いちご」として、消費者から高い評価をいただいています。
宮崎県内でも、逸早くイチゴの高設栽培に取組み、栽培環境を整えたハウスで鮮やかで形がよく、「食べてみたい」とだれでも思う甘い…さがほのか…栽培に取り組んでいます。
エコ高原野菜とは…
減農薬、減化学肥料に加えて、有機質のたい肥をたっぷり施用することで、微生物がすむ、生きた土がよみがえります。そのうえ、えびの市地区本部エコ野菜は、高原の風と太陽が育てる露地栽培で、ミネラルなどをたっぷり含んでいます。
「みやざきエコ野菜」の商品ブランド認証基準
- 経済連特別栽培農産物の認証
- 農業持続法により「エコファーマー」の認証
- 出荷期間中に月2検体以上の残留農薬検査の実施
- 良質堆肥施用の実施
- 土壌診断の実施
- 使用済み資材の回収と適正処理の実施(廃プラ適正処理)
「減農薬栽培ピーマン」
生産者数…24戸
生産面積…310アール
農薬散布… 慣行栽培の50パーセント以下
花・果実紹介
高原の季節は、華やかな色彩に深味を刻んで、えびの市地区本部は、県内有数の花の産地です。
鉢苗物は高原の気候をいかして栽培・出荷しています。パンジー、プリムラ、ビオラ、ペチュニア、ガーデニング用シクラメン、ノースポール、テルスターなど鮮やかな花を40種以上出荷しています。花の栽培にとっても高原の昼、夜の温度差が花の生育だけでなく、色のつき具合にも敏感に影響します。「色合いに深みがあって、形がしっかりした花は、日持ちする」高原生まれの花の秘密です。
高原の花 生産量(令和2年度)
戸数(戸) | 生産量 | |
きく | 2 | 218千本 |
鉢苗物 | 2 | 70千本 |
デルフィニウム | 2 | 14千本 |
ラナンキュラス | 3 | 93千本 |
ベビーハンズ | 7 | 130千本 |
高原の気候を生かして、きんかんを栽培しています。秋の味覚を代表するくりの生産も盛んです。
果実生産量(令和2年度)
戸数(戸) | 生産量(トン) | |
きんかん | 8 | 12 |
くり | 79 | 45 |