特産品
JAみやざき西都地区本部は、宮崎県のほぼ中央に位置する西都市と西米良村を管内とします。
一ツ瀬川、三財川、三納川の流域に平野が広がり、豊かな水と土、温暖な気候に恵まれた西都市では、施設園芸が盛んです。林野面積が広く、寒暖差のある西米良村では、ユズやシイタケの栽培が中心ですが、近年では、団地化したハウスで中型カラーピーマンを栽培し、西都市地域との周年出荷にも取り組んでいます。
また、畜産も盛んで、平成24年に開かれた全国和牛能力共進会では、管内の生産者が、西都生まれ、西都育ちの牛で優等賞首席に輝き、宮崎牛日本一2連覇の大偉業に大きく貢献しました。
出荷カレンダー
野菜
恵まれた気候と土と水、そして人が、とびきりの美味しさを作っています。
ピーマン(グリーンザウルス)
▲ピーマンの花
西都産ピーマンは、促成型といわれるものが中心で、主な出荷時期は10月~翌年6月です。現在は、慣行栽培の他に、宮崎県経済連が認証した「特別栽培」、独自の栽培方法の「ミネラルピーマン」等、新しい時代の西都グリーンピーマン作りに取り組んでいるグループも頑張っています。
栄養価が高く、安心して食べていただける自信の美味しさです。
消費者の皆さんの安心安全な食材を求める声にもお応えするため、天敵資材を導入し、減農薬栽培にも取り組んでいます。
ピーマンは煮る、焼く、揚げるなど、どんな方法をとっても美味しくいただけますが、あまり長時間加熱すると色や歯ざわりが悪くなるのでほどほどにしましょう。
成分に含まれるβ-カロチンを効率的に取るなら、油を使った料理に。油で調理するとカロチンの吸収が良くなります。ビタミンCは加熱で壊れやすいのが難点ですが、ピーマンは組織がしっかりしているため、熱を通してもそれほどビタミンCの損失がないのも大きな長所です。
出荷時期 | 10月~6月上旬 |
中型カラーピーマン(レインボーザウルス)
▲店頭に並ぶ中型カラーピーマン
赤・黄・オレンジの3色が鮮やかな「中型カラーピーマン」。完熟させて収穫するため、グリーンピーマンに比べ、開花から収穫までに約2倍の60日から70日を要します。グリーンピーマンのような独特の苦みもないので、甘くて食べやすく、サラダやマリネなどの生食にもピッタリです。
JAみやざき西都地区本部管内では、12月上旬から翌7月上旬を中心に、周年出荷に取り組んでいます。
また、2011年12月に 「みやざき中型カラーピーマン」として、県のブランド認証を受けました。
色つきピーマンとしてはパプリカがよく知れれていますが、名の通りパプリカより小さく、普通のグリーンピーマンよりやや大きめ。赤・黄・オレンジの3色があり、それぞれ完熟させて出荷しています。ビタミンA、C、Eやβ-カロチンを豊富に含んだヘルシー野菜です。
出荷時期 | 周年 |
にら
▲ニラの花
西都市のにらの生産量は、ハウス・露地栽培を合わせて年間2,000t。日量8t処理する自動小袋包装機で100gの鮮度保持フィルムに包まれた後、真空予冷装置で品温を下げ、新鮮なまま届けられるようにしています。
カロテンをはじめ、ビタミンB、Cや各種ミネラル、食物繊維を豊富に含みます。
独特の香りの基である硫化アリルには、疲労回復に有効なビタミンB1の吸収を高め、自立神経を刺激して血液の循環をスムーズにする効果があります。
旬は、冬から春にかけて。この時期は肉厚で甘さも強く、特に美味しいです。
選ぶときは、葉の幅が広く肉厚で、色は濃緑色で葉先までピンと伸びているものを選んで下さい。
ニラは、ホウレンソウより含有量の多いβ-カロチンをはじめ、ビタミンB、C、各種ミネラル、食物繊維など栄養素の宝庫。なかでも匂いの成分硫化アリルは、疲労回復に有効なニラのビタミンB1の吸収を高め、体内にとどめて長時間働くようにする力を持っています。
出荷時期 | 周年 |
きゅうり
▲キュウリの花
ピーマン、ニラと並ぶ西都の野菜トップ3。ハウス栽培(抑制・促成・半促成・早熟・つる下し)と露地栽培があり、作型によって出荷時期が異なる為、年間を通して収穫できます。
天候にとても影響を受け易く、手間のかかる野菜の為、生産者の苦労もひとしおですが、ハウス胡瓜部会 全生産者が「エコファーマー」の認定を受け、環境にも配慮した安全な胡瓜栽培に取り組んでいます。生産者の思いが込められた格別の美味しさを味わってみてください。
たっぷり含まれたキュウリの水分とカリウムにはすぐれた利尿作用があり、体のむくみやだるさ解消に効果的です。
※エコファーマーとは?
平成11年7月に制定された、「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、土づくり技術、化学肥料使用低減技術、化学合成農薬使用低減技術を一体的に導入する計画を立て、都道府県知事の認定を受けた農業者。
出荷時期 | 9月~6月 |
ズッキーニ
▲ズッキーニの花
ズッキーニはカボチャの仲間です。 JAみやざき西都地区本部管内では、ハウス栽培と露地栽培の両方で年々生産農家が増えています。
ズッキーニそのものには、あまり味はありませんが、イタリア料理はもちろん、いろいろな料理に使えます。また、カロチンや食物繊維が豊富な美容食でもあります。
緑と黄色のズッキーニがあります。低カロリーで、食物繊維が豊富です。
出荷時期 | 9月~6月 |
ゴーヤー
ビタミンCが豊富で食欲増進の効果も高いゴーヤー。宮崎では「にがごり」とも呼ばれています。
西都では、旬である夏場の出荷が中心ですが、ハウス栽培による冬場から初夏にかけての出荷可能な栽培形態もとっています。
苦いけれどその栄養価と体への効果は抜群です。生産者も安全で品質の良いものをお届けするよう努力しています。
ゴーヤーの特徴のひとつは、ビタミンCが豊富な事です。また、独特の味わいをつくる苦味成分には、食欲増進の効果も。
ゴーヤーは鮮度が落ちるとしなびて黒い斑点が出ます。全体に張りがあり、鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。
出荷時期 | 周年 |
ナス
▲ナスの花
紫の鮮やかなナス。西都で作られている品種は「筑陽」で、一般に出回っているナスよりもやや大きめですが、品質と味はバッチリです。
ナスには、「茄子紺」と呼ばれるナス特有の紫色に「ナスニン」というポリフェノールの一種が含まれています。
環境に配慮しながら安全でおいしいナス作りに励んでいます。
ナスは水分が蒸発しやすいので、保存はラップで包み10℃前後の野菜室で。
あまり低温だと実がしぼみ、種が変色してしまいます。
出荷時期 | 10月~7月 |
スイートコーン
西都発初夏の味覚「スイートコーン」。
その代表は「ゴールドラッシュ」という品種です。
特徴はなんといってもその“甘さ”。果肉がとても柔らかく先端まで実がつまって、ボリューム満点です。出荷のピークは5月中旬~6月上旬。
スイートコーンは、品質の劣化がとても早いので品質維持にはとても気を使っています。
生産農家は、午前1時・2時頃から収穫し、選果選別・箱詰め作業を行って、その日の午前中には出荷というめまぐるしい忙しさの中で、新鮮でおいしいスイートコーンをお届けするために頑張っています。
西都産「スイートコーン」の出荷のピークは5月中旬から6月上旬。
甘さが自慢の初夏の味覚です。
ここでは、お鍋ではなくても おいしく食べられる、簡単レシピをご紹介します。
電子レンジでチン!簡単。~スイートコーンの美味しいレシピ~
- 皮付きのままラップに包みレンジに入れる。(皮を剥いてもOK)
- 本数に応じて時間を設定する。(下記の時間を参考にしてください)
- レンジから取り出し尻部を切る。(熱いので気をつけて下さい)
- ラップごと縦に切れ目をいれてはがす。
<時間の目安>
1本… 5~8分程度
2本… 8~12分程度
3本… 12~18分程度
※コーンの大きさで出来上がり時間が異なりますが、香りが漂ってきたときが一応の目安です。
スイートコーンの甘みは、時間が経つにつれて低下します。皮付きで、しかも皮がしっとりとしていて、パサついていないものを選びましょう。購入後はできるだけ早くゆでてください。長期に保存したい場合は、ゆでた後、冷凍庫で保存します。果肉だけ取り外して保存すると、いろいろな料理に使えます。
出荷時期 | 4月上旬~6月上旬 |
洗いゴボウ(新ごぼう)
西都のゴボウは、肉質良好で色白。とても柔らかい新ごぼうです。
食物繊維を豊富に含んだ西都育ちの洗いゴボウ。通常のレパートリー以外にもいろんな食べ方があります。また、ゴボウは、漢方薬の原料にもなっており、油との相性の良い野菜として健康志向に合った食材です。
普通のゴボウは、新聞で包んで日の当たらないところで保存しますが、洗いゴボウは、冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使って下さい。ゴボウを切った時に褐色に変化するのは、酸化酵素の働きによるもの。酢水でさらすと、変色は抑えられます。
出荷時期 | 12月~4月 |
オクラ
▲オクラの花
夏場を中心とした栄養価の高い野菜。オクラの最大の特徴である「ネバネバ」の成分は、食物繊維のペクチンとタンパク質の一種。オクラの旬は何といっても“夏”。夏バテになる前に西都のオクラを食べて熱い夏を乗り切りましょう。
オクラは、水洗い後 塩をふって表面の皮をこすると、産毛が取れて食べやすくなります。
出荷時期 | 5月~11月上旬 |
ショウガ
▲収穫前
JAみやざき西都地区本部管内で生産出荷されているショウガは「新生姜」。
5月下旬~7月中旬に出荷しています。新生姜ですから、柔らかく、香りも素晴らしいのです。また、ショウガは薬効が高く、香辛料としても一般的に使われます。
みずみずしく、柔らかいのが特徴です。
出荷時期 | 5月~11月上旬 |
京イモ
京イモは、里イモの一種ですが、円筒形をしていて、タケノコに似ていることから、「竹のこ芋」とも呼ばれています。身がしまって、煮崩れしにくい特徴があり、おでんや煮物などに最適な素材として人気です。食物繊維が豊富で、健康野菜としても注目を集めています。
出荷時期 | 10月~2月 |
出荷時期 | 早堀り…10月~2月、トンネル栽培…6月~7月、普通堀り…11月~1月 |
果実
恵まれた気候と土と水、そして人が、とびきりの美味しさを作っています。
完熟マンゴー
西都の完熟マンゴーは、宮崎マンゴーのパイオニアであり、今では当たり前となったマンゴーの栽培方法を開発し、第33回日本農業賞優秀賞受賞しています。
自然完熟して落果したものをネットで受け止める、西都オリジナルの“ネット収穫法”で本物の「完熟マンゴー」をお届けします。落果まで自然完熟させるので、甘みも香りも強く果実一つ一つをネットで包む手間をかけ傷のない美しい果実をお届けできます。
JAみやざきでは、生産者の皆さんが持ち込んだマンゴーを、大きさ(重さ)・色・形ごとに1個1個検査し、決められた基準ごとに選別し荷造りしています。(基準に満たないものは受入れしません) 全ての基準を満たした完熟マンゴーの中でも、特に「糖度15以上」「重量350g以上」「赤みのある外観」のものは“太陽のたまご”のネーミングで出荷します。“太陽のたまご”は、完熟マンゴーの中でも厳選されたマンゴーなのです。
マンゴー専門部会では、たくさんの消費者の方へ西都の完熟マンゴーをお届けしたいと日々頑張っています。
マンゴーは数ある多くのくだものの中でも最高のビタミンAを含んでおり、カロテンは可食部100g中に610μg(5訂日本食品標準成分表)と、「もも」の実の約122倍も含まれています。
ビタミンEは「ぶどう」の実の約18倍含まれています。その他にビタミンB、C、カルシウム、ミネラルなど栄養豊富なくだものです。
マンゴーの美味しい食べかた
出荷時期 | 4月~8月上旬 |
出荷時期 | 9月中旬~11月中旬 |
出荷時期 | 1月~3月 |
花
色とりどりの花便り。香りも添えて送ります。
ほおずき
真っ赤な実が涼を呼ぶ「夏の風物詩」。JAみやざき西都地区本部では、西都市東米良地区と、児湯郡西米良村を中心として約80aで栽培しています。
栽培農家は、山村の限られた土地にハウスを建てほおずきを栽培していますが、自家採取を行ったり、受粉作業を軽減するためにマルハナバチを導入したり、いろいろな研究を続けながら、大玉で色付きの良いほおずきを作ろうと頑張っています。
農産
西都茶
JAみやざき西都地区本部管内では、4月からの一番茶を皮切りに、10月の秋番茶まで 年間4~5回の出荷が行われています。主に、「普通煎茶」「深蒸し茶」を製造しており、各農家が製茶工場を持ち、それぞれが特徴あるお茶作りに励んでいます。出荷後には成分分析を行い、美味しいお茶の製造を追求しています。
都万の恋ひめ(早期米コシヒカリ)
JAみやざき西都地区本部は、早期米「コシヒカリ」の一等級米だけを使ったものを、JA独自ブランド「都万の恋ひめ(つまのこいひめ)」として販売しています。高品質で、リピーターも多く、贈答用としても喜ばれています。
JAみやざきファーマーズマーケット「いっちゃが広場」やAコープさいと店などで販売しています。
販売時期 | 7月下旬~8月上旬 |
農産物検査 産地品種 銘柄一覧
平成21年4月6日、農林水産省告示により農産物検査業務規程の一部が改正され、農産物検査を行う産地品種銘柄は、登録検査機関が必ず検査を行わなければならない必須銘柄と、検査を実施するかどうかを選択する選択銘柄が設定されました。
当JAでは、農産物規格規程に基づく産地品種銘柄の検査について、下記品種について銘柄検査を実施致します。
◎ 実施期間:平成29年7月~次回改定迄
産地品種銘柄(必須銘柄・選択銘柄)
登録検査機関:西都農業協同組合
1.必須銘柄(水稲うるちもみ及びうるち玄米)
道府県 | 品種 | 品種 | 品種 | 品種 |
宮崎県 | コシヒカリ | さきひかり | ヒノヒカリ | まいひかり |
(普通大豆及び特定加工用大豆)
道府県 | 品種 | 品種 | ||
宮崎県 | フクユタカ | キヨミドリ | - | - |
(普通そば)
道府県 | 品種 | ||
宮崎県 | みやざきおおつぶ |
2.選択銘柄(水稲うるちもみ及び水稲うるち玄米)
道府県 | 品種 | 品種 | 品種 | 品種 | 品種 | 品種 |
宮崎県 | ミルキー クィーン | きらり宮崎 | あきたこまち | 夏の笑み | おてんと そだち | み系358 |
(普通そば)
道府県 | 品種 | ||
宮崎県 | 宮崎早生かおり |